2ヶ月ぶりの味

今日は私のバイト先にテイクアウトのお弁当を買いに行きました。

 

ちょうど2ヶ月ぶりのスタッフとの再会でした。マネージャーのクソババアさえも懐かしく思えた。

オンラインでたまに誰かと話すことはあっても、対面で知ってる人と話すのも実に2ヶ月ぶり。

人との会話、大事ですね…今日死にかけていた使ってない部分の脳みそが少し生き返るような感覚があった。

フランスで同じ境遇のなかで暮らしている人と話せたというところもかなり有り難かった。

 

働き始めたのがフランスに来て1ヶ月くらいのことで、フランス語で数字も言えないし注文を取ることさえもままならなくて、ただでさえ生活の面で慣れないことの連続なのに、職場ではクソババアに毎日死ぬほど怒られて、お恥ずかしながら当時、辛くて店頭で泣いたことがあります。

女の上司って本当に面倒だけど、奴らの感情的がゆえの単純さは心得てしまえば、あとは心を無にするしかないですよね。

でも私の後に入ったアルバイトの子はあの女に負けてほとんど辞めて行きました。わざわざ戦う必要はないよな、とも思うからその選択も正解だと思う。

 

恨めしいことばかりではなく、私が指を折ったときは料理がしにくいだろうと我が家の為にごはんを作って持たせてくれたり、

ほどよい距離感がゆえに話しやすいこともあって悩みを打ち明けたこともあったし、

私が精神衛生環境を保ちながらパリで過ごすうえではなくてはならない存在でした。

何よりおいしいごはんをたくさん食べさせてもらった。まかないは最高。

 

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帰国までにもう1回はバイト先のごはんを食べて帰りたい。私にとっては、食べたらパリの生活を思い出す味です。

何やらかんやらありましたけれども、1年間本当にお世話になりました。