今日は絶対に頑張らない
今日1日で洗濯とSIMの解約と荷造りをしないといけなくて、昨日から気持ちがそわそわしてたんですが、夫が朝起きた時に「今日◯◯(パリで一番よく行ったカフェ)行こうか〜」と言い出して、(タスクの多い日に…予定外すぎる…)と内心思いながらも最後のお出かけをしてきました。
パリはテラスでの飲食店営業は許可がでるようになって、そろそろ店内営業に向けて規制が緩和されそうな雰囲気です。(毎日の新規感染者数を見てたら、本当に大丈夫なのかと心配になるけど)
やることがたくさんあったから、ちょっとだけ嫌々カフェに行ったけど、外の空気吸いながらできる会話って本当に大切だと思った。
夫はあと1年間パリに滞在するので、コロナがなければ私も日本に帰ったら新しいビザの準備をして、滞りなくビザを取得できれば、またパリに戻って一緒に暮らす予定でした。でも今は情勢的にそれが出来なくなったんですけど、状況がそうなってしまったことに内心ほっとしてたんです。
今までの1年間は労働が自由に出来たんですけど、次の1年で取得できるビザは、労働が禁止で本当に家で夫を待つだけの生活になってしまうんです。
稼げないからもちろんお金はなくなるし、毎日することもないだろうし、精神的にきついことが目に見えてたので自信がありませんでした。
お金がたくさんあれば最高の生活だけどね…お金、大事。
今日、お茶してる時に夫に「今後国境が開くとか、閉鎖が続くとか情勢的な事情は置いておいて、○○(私)が長期で戻ってくる気があるのかちゃんと言っておいてほしい」と言われました。
夫の口から私の考えを気遣う言葉がでてきたことにすごくびっくりしました。今までなら「できるだけ早くパリに戻ってきて欲しい」の一点張りだったので。
ひとりで暮らすのは大変だし、家族だし、私も出来るだけ夫の気持ちに添いたいとは思ってたけど、ずっともやもやした気持ちがあって、きっとまたしんどくなるんだろうな、とか、私はどんどん貧乏になってお金のことで揉めるんだろうな、とか。
今はコロナのおかげで(?)その心配をしなくてよくなったけど、コロナを理由に出来るから、自分の気持ちを正直に伝えることを避けてました。
でも今日、夫の方からその話を持ちかけてくれたので、今日は正直に気持ちを伝えられました。
「働けないのに物価の高いパリに長期で滞在する自信がないし、ビザの準備も大変すぎるし、出来ればビザなしの短期滞在で戻ってきたい」
言、言えたぞ〜!!って気持ちでした。すっきり。帰国前にちゃんと言えてよかった…
ちょっとわがままだと思うけど、不穏な気持ちでまたパリに戻ってきてもきっといいことないと思う。どうせ死ぬほど喧嘩することになる。
というパリ最終日でした。
本当に帰るのか〜全然実感がないな〜
″洗濯物が揺れる様を見たいよ
今日は絶対に頑張らない
パジャマのままでいさせてよね
都市開発は進んでく
君のこと嫌いにならないように頑張ってる こちらは″
最近気に入ってる曲の一節です。
頑張ってるよね、こちらは。